抽象的な世界観。よくある表現なら”風邪の時に見る悪夢”
これをくまなく具現化・映像化した感じ。
意味不明なんだけどなんだか興味をそそられる世界観。 面白くない作品はお金を払っていても見るのを辞める私でも最後まで観ることのできた作品。
前半ネタバレ無し後半ネタバレ無しの構成でレビューしていきます。
▼もくじ▼
ネタバレ無しの感想
自己流簡単なあらすじ▼
キャサリン(ジェニファー・ロペス)は患者の精神世界に入り込み治療を行う精神科医。 (この時に着用する衣装が筋肉みたいで気持ち悪いデザインです)
最先端の技術を駆使する方法は作中の世界ではリアルに役立てられている。
そこへ連続殺人魔の事件の依頼が。
女性が監禁されているのだが場所は連続殺人魔しかわからない、どうか殺人魔のなかに入って聞いてきてくれ!
というわけでキャサリンは殺人魔の精神世界へ入っていくが…
と言う感じ。
エ口ありグロあり、スプラッターあり悪趣味な道具あり。
しかし「気持ち悪いんだけどなんか見たい!」と怖いもの見たさを掻きたてる作品。
抽象的と言えばそうなのだが同時に事件解決もしていくからそこらへんに推進力があった。
蜷川実花監督『Diner ダイナー』とは大違いなので安心してください。
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ネタバレありの感想(主に拷問器具についての感想)
身を乗り出すくらい見入ってしまう趣味の悪い器具の数々(チョコプラもびっくり)。
腸をグルグル巻きとるやつとかね。。。
作中の最後らへんで「巻き上げ機」と言っており実際にある器具っぽくて絵画にも描かれていた。
古代からあるっぽい器具…
で、調べたくないが調べてみたところ…
まじで古代から使われていた拷問器具だった…
▼腹裂きの刑として実際に使用されていた道具らしい。以下wikiです。
古代より近世に至るまで、オリエント、地中海世界、中国など世界各地で行われていた。ただ腹を裂くのみならず、内臓、特に小腸を引き出してウインチに巻き取り、晒し者にする場合もある。腸の引き出しに重点を置く場合は腹部を裂かず、肛門から腸を引き出した。
※ウインチ…回転ハンドル
▼拷問&処刑botでも見つけました。
【腸巻き取り機】その名の通りの器具。まず犠牲者の腹を裂き、腸を取り出す。次に取り出した腸の先端を巻き取り機に取り付け、ウインチを回すと腸が絡め取られていく。大きな出血をしない限り死ぬことは出来ないので、長時間壮絶な痛みに苦しむことになる。
— 拷問&処刑bot (@Torture_Executi) 2017年1月9日
(てかなにそのbot…)
昔の人考えることまじサドだな、と。
と言いつつ今の人もそうか。 現代では倫理だとか道徳だとかで押し止められてしまっているだけか。
実際、現代の頭の中もそんなことだらけだと思う。 この作品を全部見た私も含めて。
もう一つ考えられるのが処刑が昔では一種のエンターテイメントだったのでは。 もちろん昔はテレビゲームやスマホゲームもない。 処刑は見せ物。
人々は「嫌だ嫌だ」と言いながら好きで見ていたのではないだろうか。
まとめ
「ザ・セル」おもしろい。 拷問器具の勉強にもなりました。
タイトルの●●は「拷問器具」です。
▼チョコプラの傑作コント「拷問」ぜひご覧ください。
というかパッケージの女性はジェニファー・ロペスだったんだ。
「ザ・セル」は アマゾンプライムビデオでも見ることができます。
Amazonプライムビデオで観る
是非お試しを。
▼Blu-ray