「特捜部Q 檻の中の女」の感想。
Amazonプレミアムビデオで観ることができます。
原作はユッシ・エーズラ・オールスンの小説。
特捜部Q―檻の中の女― (ハヤカワ・ミステリ文庫)
結論としてオススメ。 おもしろくて一気に観た。 観る価値あり。
多少「もや~」とする部分はあるがそれは後々語るとしよう。
前半はネタバレナシ、後半はネタバレありの構成でレビューしていく。
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ネタバレナシの感想
字幕で観た。
途中から「あれ、これ英語じゃないな」と気づき、 事件と捜査が並行して物語が進行していっていることに気づく。 (遅いな)
※特捜部Qシリーズはデンマークの映画。
正直言うと初めは「ながら見」だったが事件と並行する物語の流れが分かってからぐっと物語に引きつけられる。 (そこかい)
終始暗い雰囲気でBGMも皆無(だったような)だが最後まで観る価値は大いにある。(気になって最後まで観ると思うけど)
主人公カールとアサドの次第に深まる関係性はさわやか。
ちなみにパッケージの画像は若干ネタバレ。でも最後まで観ないと意味が分からないと思う。
作品を見終わった後またパッケージを眺めてみよう。
ネタバレアリの感想
結論として後味がモヤっとする。
というのも事故の発端は未成年(ミレーデ)のいたずら。 その点は犯人に同情せざるを得ない。
また、不勉強で申し訳ないが加圧で人をコ口す方法は初めて見た。
物理学だとか人体の知識がないと刑事は務まらんなと思った。
自分があの場にいたらきっとガラス窓を割ろうとするだろう。
よくできた物語にも目を見張る。 自然な伏線回収の仕方が鮮やか。
今回「特捜部Q 檻の中の女」を鑑賞して思い出してしまったのが個人的に最近鑑賞した「good Liar」という映画。
「good Liar」は最後全てが明かされるんだけど、その種明かしのやり方がめちゃくちゃ唐突すぎて全視聴者を困惑させる。
(興味ある方は観てみてほしいAmazonプライムビデオで観れる)
一方「特捜部 Q」 は弟の状態が自然ままで伏線となっていた。
だから殺人犯の動機が明らかになっていく様は美しいとさえ感じた。
昔のミステリーってこうじゃなかった?どうしたんだ最近のミステリー。
視聴者としては「つながった!」という感覚が快感なんだと思う。
まるで自分が考えてつなげたかのような感覚。スゴいのは原作者、脚本家なんだけど。
この感覚が「good Liar」には一切無かった。時間の無駄だった。
今回個人的に見ていて面白く勉強になった部分だ。
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▼DVD
▼原作小説
観る順番は?
この「特捜部Q 檻の中の女」が「特捜部Q」シリーズ映画の第1作目。
公開順はこちら▼
1,特捜部Q 檻の中の女 (2013)
2,特捜部Q キジ殺し (2014年)
3,特捜部Q Pからのメッセージ(2016年)
4,特捜部Q カルテ番号64(2018年)
5,特捜部Q 知りすぎたマルコ(2022年)
観る順番も公開順で勧めているサイトが多数。
キャスト変更
『特捜部Q 知りすぎたマルコ』でキャストがガラッと変わっています。
▼変更前
カール (ニコライ・リー・カース)
アサド (ファレス・ファレス)
▼変更後
カール(ウルリク・トムセン)
アサド(ザキ・ユーセフ)