照り太郎の雑記帖

レビューブログ・好きなものいろいろ

※このサイトはアフィリエイト広告を掲載しています。

「レディーボーデン」のミニカップレビュー|値段・カロリー・口コミ・生まれの国は?歴史を深掘り

アイスクリーム”Lady Borden(レディーボーデン)” ミニカップのバニラの のレビュー。
(イオンで169円・120mlあたり182kcal)

個人的に美味しいと感じました。

が、調べていく中で「レディーボーデン」にはいろんな闇歴史(?)もありました。

それらを踏まえたうえでまた食べるといろんな意味で味わい深いです…。

また、驚くべき事実も発覚。
「レディーボーデン」には「○○」が使われていません…。高級アイスとしてはかなり意外な事実です。(これが「まずい」と感じる原因かも?)

あの高級アイスの王者「ハーゲンダッツ」との比較しつつレビューしていきます。(でもね原材料を知ると「比べてごめん!」ってなります…)

詳しく見ていきましょう。

【もくじ】

商品の詳細


今回購入したのは レディーボーデンの120mlミニカップ。

レディーボーデンと言えば470mlのパイントカップが大きく目立ちますがミニカップもあります。
ちなみにミニカップの発売は2019年、最近と言えば最近。

原材料 ・カロリー

▼原材料 ・カロリー





▼全体


▼シュワっとしたすくい心地。後にも述べますがエアリー感があります。

「レディーボーデン」の歴史

1827年ゲイルボーデンさんと言う方がアメリカでボーデン社を創立。

1971年 「レディーボーデン」が日本に渡ってきました。アメリカのボーデン社と日本の明治乳業(今の雪印メグミルク)の共同開発商品として売り出しました。

当時「レディーボーデン」は日本の高級アイスのフロンティア的存在で一世を風靡していました。


【関係の悪化】
明治乳業が独自ブランドを築き力を入れてきたことでボーデン社との関係が悪化。

ボーデン社とは「レディーボーデン」をトップブランドとして販売することを約束していました。

しかしある日明治乳業はしれっと独自のブランドを立ち上げました。
「レディーボーデン」とライバル関係の商品を作り出す形となって「当初の話と違うじゃないか!」という感じになってしまいました。

その問題から一時期で店頭から「レディーボーデン」商品が消えました。

そうこうしているうちに 1984年次なる高級アイス「ハーゲンダッツ」が日本で台頭。 (「漁夫之利」とはこのこと?)

ちなみに明治乳業が新規に立ち上げたアイスとは「彩 Aya」。高級アイスとして売り出しました。

2023年の今では見ないです。
ロングセラー商品も生み出せずボーデン社との関係も悪化し…傍から見た明治乳業は無益なことをしたなあ…などと思われがちですが 「彩 Aya」は美味しいアイスとして語り継がれていました。(外部サイトへ移ります)▼

本当においしかった高級アイス:明治乳業 AYA(アヤ) | 懐かしむん



【がんばったけど…】
世の中は「高級アイス=ハーゲンダッツ」という風潮。 そんな中でも「レディーボーデン」は奮闘しますが苦戦を強いられます。

1994年 起死回生の願いも込めたことでしょう、ロッテと新たにライセンス生産契約を結ぶ。

2019年11月18日 ロッテは120mlの「レディーボーデン・ミニカップ」を発売。
※今回私が購入したもの。

2020年1月6日 米国ボーデン社は破産。
この影響は日本における「レディーボーデン」には影響がないとのこと。

その後も「レディーボーデン」は手を変え品を変えトレンドを敏感に読み取り新商品を発表し続けています。

2020年3月23日 アイスバータイプの発売。 「アーモンドチョコレートバー」「クッキークランチチョコレートバー」が新登場。
ミニカップシリーズにも「クッキー&クリーム」や「キャラメル」と、新フレーバーが続々と登場。

※歴史の解釈違ったらごめんなさい。フランクに自分なりに訳した部分もあります。

感想

空気感というかふわっと感がある。 持ち帰るときに溶けたのもあるからかもしれないが…。

【追記】
 レディーボーデンは良く冷やして食べてもハーゲンダッツのようにカチコチでスプーンが刺さらないと言ったことはなく、スッとすくえます。


どうしてもハーゲンダッツと比べてしまいますが、 比べた点では ハーゲンダッツはもっとみっちり密度があって細やかさがあります。 レディーボーデンのフワッと感も好きですがちょっと損した感覚。

明らかに二つは全く違う味。 好みも真っ二つに分かれるでしょう。

他の方のレビューをみてみると レディーボーデンはカスタード的なバニラ味が特徴のようです。

確かに確かに。これが懐かしさなのかも。 この懐かしさはハーゲンダッツには無いかも。

「レディーボーデン」は卵黄不使用

原材料の部分で言及しましたが レディーボーデンは卵黄不使用!!

しっかりと見逃していました…反省。

▼「卵黄」が使われてません。冒頭の答えはこれです。

一方ハーゲンダッツは卵黄使用。 この点でハーゲンダッツとレディーボーデンを比べることは酷なのかもしれません…。


たしかに私も一口「レディーボーデン」を食べたときは
「高級アイスでなくてもこの味わいは出せるのでは?」
と一瞬脳内でディスりぎみな感想をもってしまいました。が、卵を使っていないでこの美味しさであれば話は別です。

卵黄を使わないのにコクのあるバニラ味が出せるレディーボーデンの技術はスゴイのかも…。

「味が変わった」「まずくなった」と感じるレビューも見かけました。

レディーボーデンは以前は卵黄は使用していたっぽいのでこのせいで味が変わったと感じる方が多発しているのでは?

味が変わった?

他の方のレビューをみてみると。 「まずくなった」 「味が変わりすぎてる」 レディーボーデンにがっかりしているレビューも…。

たしかに私も一口「レディーボーデン」を食べたときは 高級アイスでなくてもこの味わいは出せるのでは? と一瞬思ってしまいました。 美味しいは美味しいのですが…。 (食べたのは2023年4月)
(しかしのちに卵を使用していないことを知り反省)

口コミは?(簡単アレンジも)

 

▼簡単ちょこっとアレンジ▼

どこで買える?値段は?

イオンで買いました。税込み169円。

▼Amazon・楽天市場でも

まとめ

”Lady Borden(レディーボーデン)” ミニカップのバニラ

イオンで税込み169円・120mlあたり182kcal

ハーゲンダッツとどうしても比べてしまいます。

ハーゲンダッツと比べたらフワッとしていてエアリー感がある。 が、衝撃の事実が発覚、レディーボーデンには卵黄が使われていません。 そこは大目に見てあげてください。 卵がダメな方でも食べられるアイスクリームです。

また、個人的には今回レディーボーデンの歴史を知れて面白かったです。こんな機会でないと調べることはないと思いますので。 よい機会に感謝。


【関連記事】

アイスクリーム カテゴリーの記事一覧

お菓子レビュー カテゴリーの記事一覧

コンビニ カテゴリーの記事一覧